皆様、こんにちは!
ジョワドヴィーヴルの早川です。ご訪問ありがとうございます!
今日はエステの話ではなく、7月に渡航したフランスの旅の話をさせていただきますね。
帰国してから怒涛の2ヶ月半が過ぎ、ようやくほっと腰を据えてパソコンに向かっていますが、今思い出しただけでもぐるぐると血が騒ぐくらい、濃厚な旅でした(笑)
今回の旅の目的「ブルーダルジャン農園のラベンダー畑へ行く」「世界で最も美しいスパでエステ」については、是非Instagramを、旅の裏話はプライベートアカウントへどうぞ♪
こちらのブログでは、ニースの宿のこと、マニアックだけどオススメ観光地などについて綴っていきたいと思います。
宜しければ最後までお付き合いくださいませ♪
世界遺産の街・ニースのアパルトマン生活
今回の旅、せっかくならフランス人の生活をしてみたい、ということで、アパートを借りて自炊生活をしました。(円安でホテル代と外食代が5年前に比べて1,5倍なので、自炊生活はお財布にも優しかったです)
滞在していたニースは、街そのものが世界遺産。バロック様式の秩序だった街並みを歩いているだけでも、歴史の香りがぷんぷんします。
冬のリゾート地として発展してきたニースの海岸通りには、老舗高級ホテルが建ち並び、バカンスを楽しむ人がビーチに溢れていました。
私が泊まっていたのは、写真のホテルネグレスコから徒歩10分かからないくらい、エレベーター付きの4階建の最上階でした。部屋は日本の1LDKより少し広いかな、というくらいですが、メゾネットでトイレが二つ。二人で泊まるには十分!
アパルトマンの隣にはスタンドバーのようなお店があり、気さくなお兄さんが毎朝毎晩声をかけてくれて顔馴染みに。またスーパーや薬局、パン屋さんやレストラン、海にもダウンタウンにも徒歩圏内という、とても便利な場所でした。
窓から海は見えませんでしたが、数分歩けば紺碧の海が広がります。何といっても、隣にあった薬局には大変お世話になりました。
そして、スーパーでハムとチーズとビールを買い、チャチャっと作ったバゲットサンドの美味しかったこと!(フランスのスーパーはクオリティが高いです。高級バターもチーズも安心価格)
またエレベーター付きのアパートだったのは、後々功を奏するのでした。
ニースのアパートではエレベーター付きの部屋は珍しく、お値段は少し高めです。
しかし30キロ近いスーツケースを持って階段を昇るのは到底無理。結局一泊一人1万円くらいの部屋を借りたのですが、一緒に旅をしたpain demainのノリコさんが初日に足を捻挫してしまったため、結果的にエレベーター付きの部屋で本当に良かったです。
長期滞在にはおすすめのAirbnb
今回は初めてAirbnbで予約してみたのですが、久しぶりの海外旅行だし、フランス語はGoogleのみだし、オーナーさんは男性だったし、最初は不安だらけ。いや、不安しかない!
念のため最初のチェックインの時はあっさんぷらーじゅの金子社長に同席してもらいましたが、Airbnbの掲示板の書き込み通り親切なオーナーさんで安心しました。
ちなみに、アパルトマンのオーナーさんとは、わからないことがあればメールのやり取りで解決。(鍵の締め方がわからなかったり、トイレットペーパーがなかったり)
最終日には、飛行機の時間に合わせて荷物を部屋に置いておいていいよ、最後にニースの街を楽しんできて、とチェックアウトの時間を遅くしてくれました。旅先の親切は心にしみて、旅の最後の良い思い出となりました。
参考までに、綺麗好きな日本人にとっては、衛生面からしたら、女性のオーナーさんの方が掃除がきめ細やかなのかなと思います。
何事もざっくりなフランス人なので、その辺りは片目をつぶって(笑)どんな場所でも3日もいれば住めば都です。
世界で最もゴージャスな別荘「ロスチャイルド邸」
ニース滞在の最終日、どこの美術館を周ろうかなと思っていた時に、「早川さん、最高の美術館がありますよ!」と案内してもらったのが、「ヴィラ・エフルシ・ド・ロスチルド」。日本では通称「ロスチャイルド邸」と呼ばれる、かのロスチャイルド家一族の別荘です。
ニースからウーバーに乗って約20分。ニースとモナコの間くらいに位置する半島サン ジャン カップ フェラの高台にあります。この辺りには、ヨーロッパの貴族や億万長者が所有する別荘が並び、「億万長者の半島」と呼ばれているのだとか。
古い映画のワンシーンのような鉄の門をくぐり、敷地内に入ると、ピンク色のルネッサンス様式の大邸宅がそびえていました。(元々は黄土色だったそうですが、後の改装で可愛らしいピンク色に)
まずは有名な庭園から観ることにしました。フランス庭園、スペイン庭園、イタリア庭園、ローズガーデン、中には日本庭園もあり、地中海を見下ろしながらゆっくり回っていたら、あっという間に2時間が過ぎていました!
館内はイヤフォンガイドを聞きながら2階まで周りましたが、別荘を建てたベアトリス婦人が収集した美術品が圧倒的すぎました。
マリーアントワネットが使っていたゲームテーブルや、ルイ16世が使っていた絨毯、ティエポロの天上画など…。ここは1700年代か!?とタイムスリップしたかのような空間。ヨーロッパ、中東、中国から集められた歴史的な美術品に、ただただため息。
イヤフォンガイドの案内によると、この邸宅を建てたベアトリスはロスチャイルド一族に生まれ、ロシア出身のパリ銀行家と結婚。しかし夫が博打好きで多額の借金を抱え、心配した父が裁判を起こして21年後に離婚。父の死後莫大な遺産を手にして、この別荘を建てたそうです。
贅を極めた芸術品の中で、冬の間だけこの別荘で過ごしていたベアトリス。
彼女の人生は壮絶なドラマがあって幸せだったのかわかりませんが、これらの歴史的な美術品を収集して後世に残すことが、彼女の情熱で生きる喜びだったのかも知れ無いなぁと、想像しました。
絵画、装飾品など合わせると何と5000点になるのだとか。一つ一つ見るには、あと丸一日かかりそう!ということで、残りは次回のお楽しみに別荘を後にしました。
もし行かれる時には、1日ゆっくり時間をかけて、先に館内を周ることを強くおすすめします!
フランスの自然と芸術と人の温かさに触れた旅
5年ぶりのフランス滞在。
ラベンダー畑にモナコのエステ、ニースとカンヌ観光など、9日間で詰め込みすぎくらい凝縮した旅でした。
また今回の旅では、同行させてもらったあっさんぷらーじゅ社長や恵美子店長と別行動も多く、初めてウーバーに乗ったり、Googleマップ頼りに病院を探したり、地図を広げて鉄道の旅をしたり、冷や汗をかきながら度胸試しもできました。(冷や汗ばかりかいていていたような気がします!)
騙されそうになったり危なっかしい場面もありましたが、困っている時に助けてくれた薬局の店員さんや診療所の女医さん、モナコの熟練エステティシャン、ブルーダルジャンオーナーのヴェロニクさんとパートナーのジルダスさん、笑顔で見送ってくれたアパルトマンのオーナーさん、たくさんのフランス人と交流できました。
旅先で優しくされたり人の懐の深さを知ると、自分も人に深い愛を伝えたくなるものです。異国の地でそんな経験ができたことが、今回の旅で一番意味があったことかも知れません。
やっぱり、旅っていいですね。
最後に、ヴェロニクさんのパートナー・ジルダスさんの写真で締めくくりたいと思います。田中邦衛さん似のジルダスさんは、オリーブ農園のオーナーでもあり、ヴェロニクさんをいつも温かく献身的に支えている姿、微笑ましくて目と胸に焼き付いています。
穏やかなジルダスさんが丁寧に育てるオリーブとオリーブオイル、優しくて美味しいんですよ。
ではでは、最後までお付き合いくださりありがとうございました!
皆さんも、Von Voyage!